以前、聴覚優位や視覚優位について書きました。
→過集中の対策にアラームセット効果の程は?聴覚優位を利用しました
もう少し詳しく知りたいなと思って
図書館で関連する本を探してみました。
すると「天才と発達障害」という本を発見。
早速読んで見ることに。
全体的な内容は視覚優位と聴覚優位という2つのタイプについて述べ
その例としてアントニオ・ガウディとルイス・キャロルを挙げています。
どちらも有名な人物ですね。
この本を読んでいると発達障害者が
天才的な能力を持っていると思えてきます。
でも本当にそうでしょうか?
少なくとも私には天才的な能力なんてありません。
ルイス・キャロルと同じく聴覚優位ではあるのですが
「不思議の国のアリス」のような作品は永遠にかけないでしょう。
ブログを書くだけでも四苦八苦していますから。
同じ聴覚優位でも能力に差があります。
ルイス・キャロルの人より優れている部分を100とすると私は10ぐらいでしょうか。
視覚優位の人でもガウディと同じぐらい優れている人はめったにいないと思います。
サグラダ・ファミリアみたいなものが設計できる人がそう多くいるはず無いでしょうし。
一部を取り上げてさも全体の傾向のように取り上げるのは問題があると感じました。
発達障害者の方は人より優れているところが確かにあります。
ですが人より少し上なだけです。
圧倒的に優れている人なんてごくわずかしかいません。
それなのに「発達障害者は特別な才能がある」と思って
その才能を探すことだけに人生を費やすなんてことになったら目も当てられません。
途中で才能が無いことに気がつけばまだいいですが
最後まで現実を直視できなかったら多分不幸になるでしょう。
別に天才になれなくてもいいじゃないですか。
特別な才能が無くてもいいじゃないですか。
大切なのは人生をどうやって楽しく生きるかということだと思います。
